
福沢諭吉 学問のすゝめ 冒頭部分解釈
さて困った。
幼女に福沢諭吉先生の
学問のすゝめを説明することに。
冒頭部分だけですが
毎回なんだっけってなるのでまとめておきます。
問題の解釈しないといけない部分は↓
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
福沢諭吉 『学問のすゝめ』
されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤
上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資
り、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。
すごい平たくえいば人間は平等であるが
勉強するかしないかで変わる
みたいなこと書いてあるやつと
私はざっくり認識してます。
ちょっと掘り下げて
1行1行現代語訳を調べてみました。↓
原文と現代解釈
原文:「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。
現代解釈:「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と言われている。
原文:されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、
現代解釈:つまり、天が人を生み出すに当たっては、人はみな同じ権利を持ち
原文:生まれながら貴賤
上下の差別なく、
現代解釈:生まれによる身分の上下はなく、
原文:万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資
り、
現代解釈:万物の霊長たる人としての身体と心を働かせて、この世界のいろいろなものを利用し、
原文:もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずして
衣食住を満たし、自由自在に、また、互いに人の邪魔をせず
原文:おのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり
現代解釈:それぞれが安楽にこの世をすごしていけるようにしてくれているということだ。
現代解釈もまだ少し硬い感じですが
だいぶん心に入ってきますね。
平等かぁ・・・

