雛人形
行事,  雑学

雛人形 関東と京風 飾り方と並べ方など

うちにある雛人形は内裏雛のみ。
5段飾りとなると
あまり知らないので
5段飾りの場合の飾り方など
各種調べていきたいと思います。

雛人形の並べ方

関東と京風で並べ方ちがうんですって!
知らなかった!

□最上段 内裏雛

●関東▶︎
向かって左側が男雛で右側が女雛
●京都や関西の一部▶︎
向かって右側が男雛で左側が女雛

え!私バリバリの関西育ちですが
物心ついた時から左側が男雛!
なんでだろう・・・

どちなに置くかについての言われ↓

日本には古くから「左方上位(左側の方が位が高い)」という考え方がありました。ですから左大臣と右大臣では、左大臣の方が格上になります。神社で手水を使うときに左手から清めるのも同じ理由です。雛人形は平安貴族の姿をしていますが、平安時代の帝は、妃の左側(向かって右)へ座っていました。京都と関西の一部では、そのしきたりに従って、内裏雛を並べているのです。

一方現在の皇室では、天皇は必ず皇后の右側(向かって左側)に立たれます。座られる場合も右側です。この位置の取り方は、西洋式のルールにのっとっています。明治時代の終わり頃から日本でも西洋に準じて、このルールが取り入れられました。

雛人形の飾り方と並べ方

そうか、私の家は西洋式のルールなのかな。

□2段目 三人官女

座姿の官女を中央
両側に立っている官女2人。

座り姿の官女は
三方(京都風では島台)を持っています。

向かって右の官女が
長柄銚子(ながえのちょうし)
を持っています。
神社で手を洗うときに使う
柄杓みたいなやつです。

向かって左の官女は加銚子
(くわえのちょうし=提子(ひさげ))
を持っています。
ヤカンっぽい感じのやつですね。
お酒とか入れるやつです。

□3段目 五人囃子

関東では能楽の地謡と囃子方。
関西では雅楽の楽士を並べる場合もあるそうです。

並べ方は向かって右から

  • 謡い(うたい)
  • 横笛(よこぶえ)
  • 小鼓(こつづみ)
  • 大鼓(おおつづみ)
  • 太鼓(たいこ)

左へ行くほど音の大きい
楽器になっていきます。

□四段目 随身(ずいしん)

随身は向かって右が左大臣で
見た感じおじいさん。

左が右大臣で見た目若者。

随身は左手に弓、右手に矢を持ち、
矢を入れた胡簶(やなぐい)を背負っています。

その間に菱餅(ひしもち)と
掛盤膳(かけばんぜん)。

□五段目 仕丁

5段目には、仕丁(してい)
(衛士(えじ))を飾ります。

泣き、笑い、怒りという三つの
表情で作られていることが多い。

仕丁は御所の雑用を司る人。

持ち物は向かって左から台笠(だいがさ)、
沓台(くつだい)、立傘(たてがさ)。

関西(京都)では箒、塵取り、
熊手と違います。

どの人形が何を持つかに決まりはないそう。
仕丁の左右には「桜橘(さくらたちばな)」を飾ります。

実際に京都御所の紫宸殿(ししんでん)の
御庭に植えられてい他ものがモチーフす。
左近の桜(さこんのさくら)
右近の橘(うこんのたちばな)と呼ばれます。
段飾りの左・右は内裏雛から見ての左右ですから、
飾る場合は名称とは逆に、
向かって左に橘、右に桜。

なんせ上段しかないから
下の段については全然知りませんでした。

関東、関西で違ったり面白いですね。