プルチネッラとは
写真を見てこれはピエロかジョーカーなの?という話になり
改めて調べたらプルチネッラと呼ばれる道化師でした。
ピッツアとセットで見かけます。
ナポリの伝統的なキャラクターだそうです。
プルチネッラ は、イタリアの
伝統的な風刺劇コンメディア・デッラルテに登場する道化師。
高い鼻と太鼓腹、白い服とは対照的な黒いマスクが特徴です。
歴史は古く起源は古代ローマ時代に遡ります。
古代ローマ時代に民衆の間で道化喜劇が人気になりました
その劇の中のキャラクターにマッカスという
大食いでお茶目なキャラがいました
そのマッカスこそがプルチネッラの
もともとのイメージではないかと言われています。
この劇はキリスト教の布教とともに
カトリック教会は演劇を廃止するよう動き
だんだんこの演劇は見られなくなりました。
風刺劇コンメディア・デッラルテ(Commedia dell’Arte)ですが
この中でプルチネッラというキャラが確立しました。
アルレッキーノという有名なキャラもこの中に。
(『からくりサーカス』にも出てきます)
見た目は今のものと違っていて、
二角帽を被ってたり、髭があったりでした。
俳優のシルヴィオ・フィオリッロがマスク原案の考案者。
このマスクを作るにあたり実はモデルになった人物もいる。
その人物はプッチョ・ダニエッロという
もともと農家の人でさすらいの旅に出て
しまいには結婚して自由に暮らした方だそうです。
と言われてもピン来ませんね。
名前の由来は特徴的な鷲鼻を
くちばしに見立てて”Pulcino piccolo(かわいいひよこ)”から来ている説
モデルじゃないかと言われている
プッチョ・ダニエッロが変化して
プルチネッラとなったとする説などなど。
現在のプルチネッラが完成したのは19世紀すぎ。
俳優のアントニオ・ぺティートによって
現在の定番、白い帽子と大きめの緩い白シャツに。
こう調べていくとプルチネッラの
演劇が見たくなりますね♪